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Tag: Fast Track Data Warehouse

今年はデータウェアハウスアプライアンスが流行? Oracle Exadataに続きSQL Server Fast Track Data Warehouseが登場、そういえばHP NeoViewって?

by drmg on 2009/06/27 10:42:46, under DWHアプライアンス

一昨年~去年にかけてはOracle社のOracle TimesTen In-Memory Database、IBM社のIBM solidDBとMicrosoft社のVelocity(情報のみ)と、インメモリデータベースが流行ってるな~と感じていたのですが、今年はDWHアプライアンスのニュースが目立つようです。

昨年までDWHアプライアンス製品というと「Netezza」「Teradata」「HP Neo View」といったあたりで、私的には正直地味なイメージを持っていたのですが、Oracle社の「Oracle Exadata」と今回のMicrosoft社の「SQL Server Fast Track Data Warehouse」のニュースは大きなインパクトを受けました。

今回は、MS社のDWHアプライアンスである「SQL Server Fast Track Data Warehouse」のニュースを収集してみました。

 

2009年2月23日~24日

「Microsoft Announces SQL Server Fast Track Data Warehouse: New reference architectures from Bull, Dell and HP make it faster, easier, and more affordable for companies to deploy enterprise-class data warehousing projects.」

http://www.microsoft.com/presspass/press/2009/feb09/02-23SQLFastTrackPR.mspx

Microsoft Corp. today announced SQL Server Fast Track Data Warehouse, a new set of reference architectures for data warehousing that will help eliminate many of the barriers companies traditionally face while creating data warehouses. For as little as $13,000 per terabyte, SQL Server Fast Track Data Warehouse gives customers immediate access to pretested, preconfigured industry-standard hardware from partners Bull, Dell and HP that increases Microsoft SQL Server 2008 scalability up to 32 terabytes, and helps reduce the time and effort necessary to deploy mission-critical projects. In addition, Microsoft is partnering with systems integrators Avanade, Cognizant Technology Solutions, HP and Hitachi Consulting Corp. to provide solution templates specially tailored for the new reference architectures.

見つかった中で最も古い発表は、MS社のプレスリリースでした。

この当時から価格メリットに重きを置いているのか、テラバイトあたりの価格が掲載されていますね。

 

「Microsoft,データ・ウエアハウスの参照アーキテクチャを発表:ITpro」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090224/325382/

またMicrosoftは,この参照アーキテクチャに沿ったソリューション・テンプレートや技術ガイダンスの提供について,米Avanade,米Cognizant Technology Solutions,HP,米Hitachi Consultingなどのシステム・インテグレータと提携した。

どうやら特定の一社ではなく、複数の会社からDWHアプライアンス製品が登場するようです。

この提携形態は、Oracle Exadataと同じですね。

 

2009年6月24日

「マイクロソフトが初のDWHアプライアンス製品、オラクルに対抗:ITpro」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090624/332553/

マイクロソフトは2009年6月24日、データウエアハウス(DWH)を構築するためのハードウエアとソフトウエアをセットで提供するDWHアプライアンス製品を発表した。同社がDWHアプライアンス製品を投入するのはこれが初めて。今年1月に同製品の出荷を始めた日本オラクルに対抗する形だ(関連記事)。同日から出荷を始める。

やはり Oracle Exadataに対抗した物なのですね・・・といいますか発表から4カ月で登場とは、早いにも程がありますね。。。

(実際、どれくらい前から計画されていたかは分かりませんが、発表のタイミングはOracle Exadataの影響を受けている感が高い気がします。)

 

名称は「SQL Server Fast Track Data Warehouse」。同社のデータベースソフト「SQL Server 2008」と、日本ヒューレット・パッカードとデルの汎用サーバー、ストレージを組み合わせた。

発表から登場の間が早い上に、HPとDELLの2社から発表ですか。

Oracle Exadataは、現状HPの1社のみな事に対して、HWベンダーの選択肢がある点とHWベンダー間での価格競争がありそうな点は良いですね。

Oracle社もSun買収というネタがあるので、SunのHW上で動くExadataが出てきても良さそうです。対応HWベンダーの増加は時間の問題の気がします。

しかしHPのDWHアプライアンス対応は凄いですね~

Oracle ExadataとSQL Server Fast Track Data Warehouseの両方を扱え、さらにHP Neo Viewも持っているので、現状でDWHアプライアンスを最も広くサポートしているHWベンダーと言えるのかもしれません。

(NeoViewってどうなっているのかな~と調べてみたのですが、新しい情報が見つかりません・・・Oracle Exadataが出たあたりから目新しい話は聞かなくなっていましたが、変わらずの様です。。。)

 

「マイクロソフト、SQL Server 2008をベースにしたデータウェアハウスアプライアンスを提供 ビジネス-発表資料:IT-PLUS」

http://it.nikkei.co.jp/business/news/release.aspx?i=223676

SQL Server Fast Track Data Warehouseは、最大32TBの大量データを高速に処理できるように、I/Oチャネル、ストレージのシーケンシャルI/Oキャパシティのバランス調整に加えて、ストレージにミラー ディスクを利用し、データを両ディスクから同時に読み込むことで、シーケンシャルI/Oの処理能力をさらに高めています。

ん~ これらがSQL Server Fast Track Data Warehouseの売りであれば、Oracle Exadataの様にストレージ側で転送データを絞ったり、強力な帯域といった特殊な仕込みは無く、SQL Server 2008をDWHとして動かすために最適なチューニングを行っただけの物かもしれません。

発表から登場の期間が、4カ月と非常に短い事からも、あまり複雑な仕込みはしていないだろうな~とは推測しています。

この辺りは、もう少し情報が欲しいですね。

 

2009年2月25日

「MS、SQL Server 2008をベースにしたDWHアプライアンスを提供開始 - データベース/データ管理 - ZDNet Japan」

http://japan.zdnet.com/news/db/story/0,2000056180,20395642,00.htm

あわせて、マイクロソフトコンサルティングサービス (MCS) より、日本HPおよびデルと共同で「SQL Server Fast Track Data Warehouse」の導入検証支援サービスである「Proof of Concept(PoC)サービス」を提供する。このサービスでは、製品の実機を利用し、ユーザーの環境に近い状態での評価や検証を実施、最適な構成をシステム導入前に確認できるという。

こういう検証サポートは助かりますね~

 

「マイクロソフト、SQL Server 2008ベースの中小規模向けDWHアプライアンス - Enterprise Watch」

http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20090625_296390.html

費用面ではあわせて、「価格の透明性」を確保できるのも大きな特徴。五十嵐氏は「他社のアプライアンスでは市販していないハードウェアを利用するため、明確な価格表がないケースが多く、価格がわかりにくい」という点を指摘した上で、「そのため、競合の製品では、特に32TB未満の容量で欲しいお客さまに、とっつきやすさがなかった。ここまで明確にコストを提示しているアプライアンスはない」とアピールする。

「価格の透明性」はプレスリリースからも感じられますね。

 

「マイクロソフト、SQL Server 2008をベースにしたデータウェアハウスアプライアンスの提供を発表 | IT Leaders」

http://it.impressbm.co.jp/e/2009/06/25/983

【4 ~ 8 TB】 : 1130万8300円
ソフト ウェア「SQL Server 2008」+サーバー「HP ProLiant DL385 G5p (2 Quad Core AMD Opteron)」+ストレージ「HP StorageWorks MSA 2300」

【4 ~ 16 TB】 : 1890万8300円
ソフト ウェア「SQL Server 2008」+サーバー「HP ProLiant DL585 G5 (4 Quad Core AMD Opteron)」+ストレージ「HP StorageWorks MSA 2300」

【16 ~ 32 TB】 : 3501万1300円
ソフト ウェア「SQL Server 2008」+サーバー「HP ProLiant DL785 G5 (8 Quad Core AMD Opteron)」+ストレージ「HP StorageWorks MSA 2300」

【4 ~ 8 TB】 : 2158万8075円
ソフト ウェア「SQL Server 2008」+サーバー「Dell Power Edge 2950 III (2 Quad Core Intel Xeon)」+ストレージ「DELL/EMC CX4-240」

【12 ~ 24 TB】 : 4226万6908円
ソフト ウェア「SQL Server 2008」+サーバー「Dell Power Edge R900 (4 Hexa Core Intel Xeon)」+ストレージ「DELL/EMC CX4-240」

やはり、SQL Server Fast Track Data Warehouseは、価格メリットの製品のようです。

 

公式

「SQL Server Fast Track Data Warehouse リファレンス アーキテクチャ」

http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/fasttrack/default.mspx

 

 

今回の様な流れは、現在最も普及しているHDDベースのRDBMSのエンジンが成熟しつつあるという事を示している一つ状況ですかね。

まだまだシェア的にマイナーですがDatabaseのパフォーマンスで悩んでいる場合は、DWHアプライアンスやインメモリデータベースの動向は追いかける価値があるかと感じています。

 

それはそうと、IBMはDB2でDWHアプライアンスとかやらないのですかね・・・ひょっとして昔から何か持っているのでしょうか?

 

 

関連記事

「Oracle Open World Tokyo 2009へ参加してきました Part.2 | 最近、開発に縁が無くなってきた技術者のきねづか」

http://b.drmg.net/archives/oracle-open-world-2009_2_exadata_timesten.html

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